弔文

※ 超長文です。ご注意ください ※

今さっき、母から電話がありました。

結論から言うと、父が逝去したそうです。

他界した日は、3月12日だそうです。

今日は4月26日。

母親がこのことを知ったのは4月23日。

この事を父方の親戚は一切報せてきません。
父方の兄妹と母の共通の友人が23日に事情を知り、母に急いで報せてきた
そうです。

母は、私にすぐ報せたいと思ったけど、私が最近精神不安定になっている為、
電話口で報告するのが恐ろしく、GWに帰省したときに話をしよう・・・
と考えたみたい。

だけど、私が電話口で、
「何か悪いことなの?それなら電話口でいいから話して」
と言ったものだから、そのまま父の話となって、母が泣いていました。

何故、先方は、父の子供だけでも葬儀に呼んでくれなかったのか。
連絡を取ろうと思えば、狭い田舎なのだから何とでもなるはずなのに。

母に報せてきた友人の話によると、葬儀のとき、何故子供が参列していないんだろう?
って参列した何人かは感じたそうです。

この報せを受けた後、東京に住む父の弟には、直接電話をして訊ねてみたそうですが、
自分はよくわからない。とスルーされたそうです。

何故、このような状況になるかと言うと、実は伏線がキチンとありまして。

先ず、私が26歳のときに、私が母の背中を押して離婚を決断させて、実行しました。
何故ならば、お酒に呑まれた父は、人身事故やら何やらで、お酒が起因の莫大な
借金をこさえ続けていました。
父自身、子供の頃から祖父母に甘やかされて育ってきたボンボンの為、子供心が抜け
ず、ず~っと大人になりきれない人でした。
だから、母が借金返済の為に朝から夜遅くまで働いても、自分は朝から夕方終わる
仕事で帰って来ると、その後はお酒呑んでダラダラとテレビをみて、全く危機感のない
人でした。
お金の無心も母一人がやってきました。
1回だけ、父方の実家に相談したときは、嫁の甲斐性の問題と跳ね返されたそうで、
それ以降、一切父方の家に助けを求めたことはないそうです。
だから、母方の実家に頼るばかりになり・・・。
こんな状況だから、母の口からは常に父親の罵詈雑言ばかり・・・。
離婚したい、離婚したい。だけど、子供を捨てて離婚できない・・・というのが常でした。
それがものすごく嫌で、早く家を出たいと思うようになりました。
私も妹も成人した後も、結局状況かわらず。
もう子供は自立したんだから、離婚すれば!
・・・というのが、私の離婚の後押しの背景です。

んで、離婚届を父親に突き出した後、父方の実家に呼び出され、私も一緒に同行して
本家へ赴くと、私は「子供だから(既に26歳)」の理由で居間に足止めさせられ、
大広間に数時間みんなで篭ってました。
母親1人対父方親戚一同ってどんだけ不利な環境よ!?
・・・でも、ここで、思わぬ事態が発覚。
母すら知らない父の借金がワラワラと・・・。
このとき、全員で泣いたそうです。
この日は、全員母親に謝っていたそうですが、
翌朝には、父方の長兄が来て、「家の権利書を預かるから渡してほしい」と言われ
ました。理由としては、父がこれ以上の借金をしないため。
でしたが、その後、長兄は権利書の名義を自分に差し替えてしまいました。

実は、我が家は、県道拡張の為に、立ち退き指定地区で、あと数年すれば、数千万
のお金が入る予定だったんです。
んで、実際に5千万くらい?のお金が入り、住宅ローン及び、父の残務負債は0に
なり、むしろ数千万余る・・・という状況になったそうですが、その後、長兄の財産に
なったようです。

離婚後、まもなく、父は脳梗塞で倒れた為、福祉施設に入院することになり、年金も
出ていたので、自分のことは、自分の分でまかなえるようになりました。
当初は、立ち退き料は父親の通帳に入ったようですが、それも兄妹達が自分達が
管理する、という名目で、父親はそこそこ程度にしか使わなかったみたいです。
何しろ、妹の結婚資金を200万出すと約束しながら、実際には、親戚のところに
取りに来いとなり、父は居らず、親戚が祝儀袋ではなく、銀行の封筒を手渡しされ、
中身は20万だったんですから、兄妹達が通帳しっかり握ってたってことですねぃ。

なので、お金も絡んでしまっているし、子供を葬儀に呼ばなかったのは、財産分与の
事でゴタゴタしたくなかったのでは?

でも、何より私が一番推測しているのは、

「父親を捨てて逃げた嫁と子供達」

と憎まれていることではないでしょうか?

親戚達(1部の)は、離婚後の翌日以降より、母の悪口を近所にバラまきはじめ・・・。
田舎だし、父方の実家は昔は地主、今は老舗の菓子舗だし。すぐに広まります。

父方の親戚の中には、今もって母を慕う人達も数人いるので、母も今回の事情を
頑張って調べているみたいで、親戚の1人から教えてもらった情報にこんな経緯が
ありました。

父方の長男の嫁(この人が実権者だったりします。子供心に冷徹な人って印象が
あったし、おばあちゃん<父の母>もこの人嫌ってて、他兄妹とか息子のお嫁さん
もこの人嫌ってる・・・てゆう位、皆の嫌われ者・・・だけど、皆は彼女が怖くて誰も
逆らえない。私の母も離婚前は1度も逆らってない)が親戚の家にきたとき、
「葬儀は子供達だけでも呼んであげられなかったのかい?」
「連絡先知りませんから」
「でも、家族なんだし、時々会ってたりしてたみたいだし」
「そりゃ、親子だからでしょ」
「葬儀に参列させてあげたかったねぇ」
「○○家(私の苗字)とは、一切関係ありませんから!」

・・・と、言い放ったそうです。

ハハァ~。この人なら言いそうな台詞だな。

母が電話口で悔し泣き。
べり「お母さん、私も半分○○家の血流れてるからわかるけど、基本○○家は、淡白な
人間が多いんだって。だって、お父さんが施設に入院してから誰もお見舞い来なか
ったんでしょ?」
母「うん」
べり「○○伯母さんなら言いそうな台詞やない。どうせ、こんな事をする人達は、いずれ
罰が当たるって」
母「・・・そういえば、お母さんの友達も同じ事言ってた。○○家は跡継ぎが生まれてこない
から断絶するって。兄弟間の人間関係も長男の嫁の影響で更に悪化しているらしいし。
○○家の兄妹の中で、『○○家はもう終わりさ』と吐き捨てた人もいるんだって」
べり「・・・うん。」
母「お母さんとべりと妹だけは、お父さんの死を心から悼もうね。お父さんビール好き
やったたい?アンタ今日は、諫早方面に向かってお父さんを思いながら晩酌してやって
くれん?お父さん喜ぶよ」
べり「うん。そうやね。そうする」

そして・・・。
私は、父を遠い存在と思っていたはずなのに、実際に「死んだ」と聞いたとき、
「どうして、1度だけでも会いに行ってやらなかったんだろう?」
・・・と思いました。

こんな考えが浮かぶとは、正直思いませんでした。

そうしたら、涙が出てきました。


私の母は霊感が強い人です。(私と妹は一切無し)
年に数回は金縛りにあうけど、それこそ、先月、金縛りに会ったとき、父が正面から
母にシッカリとしがみついてきたそうです。
その時は、「何しよると!?離れてよ!」と力籠めたらスッと消えてしまったそうだけど、
その時のお父さんは、本当に実物がいたのと変わらなかったんだって。

その後、お父さんに何かあったのではないか?
と思い、父の状況を探れる友人に聞いてみても、
「いいや~、何も報せはないよ~」
という事でしたが、結局、身内で内々に葬儀は進めていったから、なかなかすぐに
わからなかったみたいです。

父は、酒癖さえ問題なければ、基本どこまででも優しい人でした。
母は、これさえなければ、離婚しなかったのにね、と言います。

離婚後も、妹は時々父に会いに行ったり、孫を見せに行ったりしてました。

また、父はずっと母の事を好きだったので、時々、母には電話をかけてきてたそう
です。
例えば正月のとき、
「魚は足りてるか?魚いっぱいあるから持って行くぞ」
と言って、家の近くまで運んできてくれたり、
「元気か?」
とたわいも無い事を話したり、
「先日まで入院しとったけど、親戚兄妹は誰も見舞いに来んかった」
とこぼしたりしていたそうです。

・・・てゆうか、母と父が、電話でそのようなやりとりをしたり、差し入れを持って
きたり等々していたことを初めてしりました。

母も、決して父を憎んでいたわけではなく、
「お父さんが誰にも負けないことは、ものすごく人が良くて優しい人柄やったって
こと」

4月30日が四十九日なので、GWには、お墓に納骨されていると思うから、
お墓参りにひっそり行こうね・・・という話でまとまりました。


私が、日頃、家族に対する情感が薄い・・・と日記にも書いていますが、
やっぱり、それって、血なのかなぁ。
○○家の人達が大嫌いって思っても、その延長線上に私は居るんだよね・・・。
そんな気持ちがあるから、○○家の事を考えても、無感情・・・ってゆうか、
遠くに感じる。

父の葬儀に参列出来なかった事は悲しいけど、お父さんが、今、色んな
苦しみから解放されて、あの世でノンビリしている事を考えたとき、
今はきっと幸せだよ・・・って思います。

この気持ちはそのまま母にも伝えました。

母も頷きながら、泣いていました。

1月18日に68歳になったばかりでした。
脳梗塞の発作を繰り返しながら、最期は肺炎が起因だったそうです。

私も20歳のとき肺炎で入院しているので・・・。
健康、気をつけよう。


今日は、コップを2つ用意して、お父さんと晩酌します。

今日の私は、お父さんの事を思うと優しい気持ちになっています。

でも、お母さんの金縛りの話を聞いてから、ちょっと怖いけど(^^;;
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by berrypafe | 2009-04-26 19:11 | 日記